学校給食と子どもたちへの食育を応援する

長野県大町で2回目の料理教室を開催しました。

大町の児童クラブで、令和2年8月5日(水)に第2回「わくわく炊飯器クッキング」を開催しました。コロナ禍でもあり、開催について心配しましたが、施設側からの希望もあり3蜜に気をつけながら実施しました。

前回は低学年の児童が中心でしたが、今回は、高学年・中学生の児童生徒も参加して総勢12名で行いました。

メニューは、前回よりもステップアップした簡単ピラフ、みそボール、ポテトサラダ、フルーツゼリーです。夏の旬も味わえるように、モロッコいんげんや、おくら、新じゃが、ブルーベリーを食材として使いました。前回に引き続きアレルギーを持つ児童が参加しているので、注意をしながら除去や代替食材で対応しましたが、意欲的に取り組んでいる児童の姿が頼もしく見えました。

3蜜にならないように、シンクでの米研ぎや野菜洗いは、グループ分けをして時間をずらしながらの作業です。米の量り方や研ぎ方は、前回も行ったので、低学年の児童もスムーズに行うことができました。浸漬した後の米が水を含んで真っ白な状態になったのを見て、今回も子ども達から「わー!真っ白」と驚きの声が聞こえてきます。五感を刺激する、こういう体験はとても大事だなぁと改めて感じました。

 

簡単ピラフは、浸漬した米と水、そして、ウインナーやコーン、モロッコいんげんと調味料を入れて「どれがスイッチかな?」と考えながら、炊飯器のスイッチONも児童の作業です。

炊き上がって、ふたを開けた瞬間、「わ~!美味しそう!」の歓声が一斉にあがりました(^0^)。

みそボールは前回も作りましたが、今回は夏野菜のおくらも入れて作りました。

小さめのおくらを用意し、はさみで刻みます。他の具は、干しわかめ、やきのり、刻み油揚げ、ごまです。初めて作る高学年・中学生たちは、これでみそ汁になるの?と興味津々の様子で取り組みました。夏らしさが感じられるおいしいみそ汁になりました。

茹でたじゃがいもをスプーンでつぶしながら、皮をとりのぞきます

ポテトサラダのじゃが芋は、炊飯器で丸ごとゆでます。ゆであがったじゃが芋を、器の中でスプーンを使ってつぶしながら皮をとりのぞきます。刻んでおいたハムやパセリそして好みで塩やマヨネーズを混ぜてポテトサラダを仕上げました。思い思いの形でお皿に盛り付けてミニトマトを添え、楽しみながら新じゃがのおいしいポテトサラダが出来上がりました。

フルーツゼリーは、湯で溶くだけの簡単ゼリーの素を使って作りました。カップに入れたフルーツ缶やブルーベリーの上からゼリー液を注ぎ、冷蔵庫で冷やし固めて出来上がりです。一番先に作って、冷蔵庫で冷やしておきました。

 

今回も終了後、「とても楽しかった!今度は、いつ来てくれるの?」と声をかけてくれた低学年の児童がいました。自分で作って食べる体験の積み重ねの大切さを感じながら、この大切な食育事業に関わらせていただくことに改めて感謝したいと思います。

~~アンケート結果抜粋(参加者12名)~~

  • 料理教室は楽しかったですか?——————11人が『はい』に〇。
  • 家の人に作ってあげたいと思いますか?——-9人が『はい』に〇。
  • また、料理教室に参加したいですか?——9人が『はい』に〇

この料理教室の開催にあたり、マルコメ株式会社様からみそ、理研ビタミン株式会社様から乾燥わかめとだしの素の協賛をいただきました。

ありがとうございました。

《文責:長野県 管理栄養士 竹内佳代子》