山口県の児童クラブで「わくわくすいはんきクッキング」を行いました。
平成30年8月に、山口県柳井市に、NPO法人チーム学校給食&食育の柳井支部 通称「ごはんを多幸会」が立ち上がりました。
柳井市の「ごはんを多幸会」では、児童クラブに属する児童を対象に「炊飯器でごはんを炊く力を身に付けさせたい」、「ごはんを炊く力を身に付けさせることで、子どもたち自身のためだけでなく、子どもの頃から自分が家族やまわりの人の役に立てるのだという経験を多くさせたい」という考えで、取組が始まっています。
去る、平成30年11月19日(土)と平成31年3月2日(土)に、柳井市の小学校に併設されている児童クラブ2ケ所で、料理教室を行いました。
実習した料理は、低学年用のラップおにぎり、みそ汁ボール、ゆで卵、ミニトマトです。
11月19日は、1~4年生の18名が参加、3月2日は、1~3年生の5名が参加しました。
一人で米をはかる
米をとぐ(洗う)
子どもたちは、まず米のはかり方やとぎ方、そして、分量の水のはかり方をおそわりました。そして、実際に全部ひとりでやってみて、全員で炊飯器のスイッチを押しました。
ごはんが炊きあがるまでの間、みそ汁ボールを作り、ゆで卵の殻を取り、お皿にゆで卵とミニトマトを盛り付けました。
ごはんが炊きあがるには、15分位の時間がありますので、「好き嫌いをしないで食べることの大切さ」を考える紙芝居やクイズを入れた「ちょこっと食育」を行いました。そのうち、おいしくごはんが炊けたことを知らせるかのようにいいにおいがしてきました。
子どもたちは手を石けんでよく洗い、いよいよお待ちかねのおにぎり作りです。
子どもたちは、おにぎりを三角にするか、俵型にするか、ふりかけは何にしようかと一所懸命考えて作ります。
「ぼくのごはんは大盛にして~」と炊きあがったごはんを見て思わず声が出た子は、大きなおにぎりを3つも作っていましたが、全員が残すことなくぺろりと食べていました。
児童クラブの支援員の先生方はこんな子どもたちの様子を見られ、「今日はいつもと違う姿を見ました」、「いつもはこんなに食べないんですよ」とおっしゃられ、子どもたちの活き活きとした表情や食べっぷりに驚かれていました。
山口県柳井市の取組は、今年度の年度途中からスタートしましたが、来年度からの取組について市の担当課に働きかけて計画的な取組になるよう準備を進めています。
この料理教室の開催にあたり、株式会社ミツハシ様から新米、マルコメ株式会社様からみそ、理研ビタミン株式会社様から乾燥わかめとだしの素、三島食品株式会社様からふりかけ、三信化工株式会社様から90ccカップの協賛をいただきました。ありがとうございました。
☆チーム学校給食&食育は、レシピの提供、調理器具、経費の一部を支援いたしました。