7月26日と31日の2回に分けてわくわくすいはんきクッキングを実施しました。学校行事やPTA活動などで料理をする機会を何度も経験し積極的に家庭でも料理を行っている児童もいれば、食べること専門の児童も多くいます。安全な環境を整えて行う炊飯器クッキングは、「作って食べること」ができる自分になるという自立の一歩を踏み出す、とても良い機会になると考えました。学校長も本校の教育目標「意欲的に学び、自立に向かう子どもの育成」に結びつく活動であると快く承諾していただきました。
26日は1~3年生を中心に17名が参加、31日は、4~6年生を中心に8名が参加しました。
米のとぎ方、吸水の確認、ふりかけおにぎり、さんまごはん、みそボール、茹で卵、卵サラダを作りました。中には、初めてお米を研いだ児童もいました。研いだ後にしばらく置くと、米の色が白くなりました。もとの米よりもひと回り大きくなったことを確認した時には、児童は目を輝かせていました。また、炊き上がったご飯を見て「早く食べたい」との声が上がりました。
好評だったのは、みそボールとさんまごはんです。みそボールは、材料を混ぜ合せて丸めた時には、「これ、いらん。食べん。」と言っていた児童も、おわんに入れてお湯を注いで溶かしてみると、みそのいい香りがして、すぐに食べ終えてしまいました。中には、2杯食べた児童もいました。おうちへ持って帰り、家族に食べさせると大事にしまった児童もいました。さんまごはんは、炊飯の途中から、いい香りがして、早く炊けないかとわくわくしていた児童たちでした。食べてみて、更にまた作りたいという思いになったそうです。後日、聞いたところによると、家庭でも作ってくれた児童が何人もいました。保護者の方からは、子どもと一緒に作り、楽しくおいしかったとの感想を聞きました。
今回、夏休みの前半にこの炊飯器クッキングを実施したもう一つの目的として、休み中に何度か自分で料理を作ってほしいとの思いがありました。参加者の中には、夏休み中、毎日お米研ぎを続けてくれた児童がいました。家族のために、自発的に自分ができる仕事を頑張ってくれたことに、とても嬉しくなりました。
今後、料理を作る技術の向上だけでなく、食事の大切さや栄養、地域の食文化などにも触れる機会を作っていき、子ども達の自立に関わっていきたいと思います。
☆料理教室の開催にあたり、株式会社ミツハシより米、マルコメ株式会社よりみそ、理研ビタミン株式会社より乾燥わかめ、三島食品株式会社よりふりかけ、三信化工株式会社より90ccカップのご協賛をいただきました。ありがとうございました。
☆チーム学校給食&食育は、レシピの提供、調理器具、経費の一部を支援いたしました。